船戸与一の名言
船戸与一のプロフィール
船戸与一(ふなど よいち/1944年2月8日-/男性)は、山口県下関市出身の小説家。本名は「原田建司」。早稲田大学法学部を卒業後、出版社勤務などを経てフリーに転身し、1979年に『非合法員』で小説家デビュー。主に冒険小説の分野で高い評価を獲得している。主な受賞歴に吉川英治文学新人賞(『山猫の夏』)、日本推理作家協会賞(『伝説なき地』)、山本周五郎賞(『砂のクロニクル』)、直木三十五賞(『虹の谷の五月』)、日本冒険小説協会大賞など多数。(参考文献:ウィキペディア+Amazon.co.jp+リクナビNEXT)
著書
主な著書に「砂のクロニクル」「海燕ホテル・ブルー」「虹の谷の五月」「祖国よ友よ」「非合法員」「夜のオデッセイア」「群狼の島」「山猫の夏」「銃撃の宴」「神話の果て」「カルナヴァル戦記」「猛き箱舟」「伝説なき地」「メビウスの時の刻」「緑の底の底」「かくも短き眠り」「黄色い蜃気楼」「午後の行商人」「龍神町龍神一三番地」「緋色の時代」「三都物語」「河畔に標なく」「降臨の群れ」「藪枯らし純次」などがある。
船戸与一の名言集
今の若い人は、大学生でも
老後の心配をしているという。これは本当にかわいそうだし、
不幸なことだと思う。将来に確たるものなんか
何もないことは
みんなわかっているはずでしょう。心配してもしょうがないのに、
どうして老後の心配などするのか。とにかく安全に、安心に、
と考えてしまうことのほうが、
むしろ心配です。
もし若いときに旅をしなかったら、
くたばる前にどんな思い出話をするのか。もっと人生を楽しむことを
考えたほうがいい。
本気のものは人を惹きつける。
これは小説に限らずだと思う。
「やりたいことをせよ、
好きなことを仕事にしろ」と
主体的な生き方を強制される。これは、今の若い世代の
不幸だと思う。やりたいことがわからない人に、
好きなことをしろというのは
非常に酷。だから言いたいのは、
そうじゃない生き方もあっていい、
ということです。主体的に生きてもいいけれど、
何も考えずに
世間が命じるままに生きてもいい。向いている仕事なんて、
実はない。そんなもの、
自分ではわからないんです。私だって今でも
向いてないと思ってるんだから。それよりも目の前のことに
誠実になることです。
そこから始めたらいいんです。
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