三木清の名言
三木清のプロフィール
三木清(みき きよし/1897年1月5日-1945年9月26日/男性)は、京都学派を代表する哲学者の一人。法政大学の文学部哲学科主任教授も務めていた人物。弟は中国文学者の「三木克己」。また、岩波文庫と深い関わりがあり、巻末の公約「読者子に寄す」は三木によって書かれたものといわれています。(参考文献:ウィキペディア+Amazon.co.jp)
著書
主な著書に「パスカルに於ける人間の研究/1926年」「唯物史觀と現代の意識/1928年」「史的觀念論の諸問題/1929年」「社會科學の豫備概念/1929年」「觀念形態論/1931年」「文學史方法論/1932年」「歴史哲學/1932年」「社會科學概論/1932年」「危機に於ける人間の立場/1933年」「人間學的文學論/1934年」「アリストテレス形而上學/1935年」「時代と道徳/1936年」「技術哲學/1938年」「アリストテレス/1938年」「ソクラテス/1939年」「構想力の論理 第一/1939年」「哲學入門/1940年」「哲學ノート/1941年」「續哲學ノート/1942年」「讀書と人生/1942年」「學問と人生/1942年」「人生論ノート/1947年」「知識哲学/1948年」「構想力の論理 第二/1948年」「社会史的思想史/1949年」などがある。
三木清の名言集
人生においては
何事も偶然である。しかしまた人生においては
何事も必然である。このような人生を
我々は運命と称している。
秩序はつねに
経済的なものである。最小の費用で
最大の効果を上げるという、経済の原則は
秩序の原則でもある。
習慣を自由なしに得るものは、
人生において
多くのことをなしえる。習慣は技術的なものであるゆえに、
自由にすることが出来る。
目的のある娯楽は
真の娯楽にならない。娯楽には目的がなくて、
しかもそれは生活にとって
合理的なものである。
言葉は空虚なもので、
事実はつねに
言葉よりも雄弁である。
孤独は山になく、
街にある。一人の人間にあるのではなく、
大勢の人間の
「間」にあるのである。
人は軽蔑された
とかんじる時によく怒る。だから自信のある者は
あまり怒らない。
幸福を語ることが、
すでに何か不道徳なことであるか
のように感じられるほど、今の世の中は
幸福に満ちているのではあるまいか。
幸福は、
人格である。
芸術は
人間のうちにおいて生まれ、その人の作品のうちには、
その人の人間性が
おのづから表現される。
希望に生きる者は、
常に若い。
一つの所に停まり、
一つの物の中に
深く入ってゆくことなしに、如何にして真に
物を知ることができるであろうか。
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