ラ・ロシュフコーの名言
ラ・ロシュフコーのプロフィール
フランソワ・ド・ラ・ロシュフコー(Francois VI, Duc de La Rochefoucauld, Prince de Marcillac/1613年9月15日-1680年3月17日/男性)は、辛辣な人間観察で知られるフランスのモラリスト文学者。フランスの名門貴族の生まれであり、数々の戦いに参加した後にいわゆる『箴言集』を執筆。辛辣な人間観察で描かれた彼の作品は、フランスの政治家「リシュリュー(Richelieu)」と対立し2年間の謹慎処分を受けた事や、フロンドの乱(17世紀フランスで起こった貴族の反乱)でフランスの政治家「ジュール・マザラン(Jules Mazarin)」と対立したことなどで味わった苦難が反映されているとも言われています。(参考文献:ウィキペディア+Amazon.co.jp)
著書
主な著書に「考察あるいは教訓的格言・箴言」(単に『箴言集』や『格言集』とも)などがある。
ラ・ロシュフコーの名言集
人はみな記憶力の
乏しさを嘆く。しかし、誰も判断力の
乏しさを嘆かない。
才があって
愚かな人はいるが、分別があって
愚かな人は決していない。
わずかな言葉で
多くを理解させるのが、
大人の特質であるなら、小人はこれとは逆に、
実に多くの言葉をしゃべりたてながら、
相手に何一つ伝えないという
天与の才能を持っている。
この世でもっとも幸福な人は、
わずかなもので満足できる人である。なぜなら、
欲しいものが多ければ多いほど、
満足するには、
限りない財宝の山が
必要になるからである。
好調な時は充分に楽しみ、
不調な時は気長にかまえる。よくよくの場合でない限り、
決して荒治療はしないことである。
人は理性でしか望まないものは、
決して熱烈には望まない。
我々は、どちらかといえば、
幸福になるためよりも、幸福だと人に思わせるために
四苦八苦しているようである。
賢者は征服するよりも、
深入りしないことを得策とする。
自分の内に
安らぎを見出せない者が、
それを外に求めても無駄である。
世間なんかなくっても
やっていけると考える人は、
よほど自分を
だましている人間である。しかし、自分がいなければ、
世間はやっていけないと思う人間は、
それ以上に間違っている。
ラ・ロシュフコーの名言 一覧
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