小浜逸郎の名言
小浜逸郎のプロフィール
小浜逸郎(こはま いつお/1947年4月15日-)は、神奈川県横浜市出身の評論家、著述家。横浜国立大学工学部建築学科を卒業後、母親が経営していた塾を兄とともに一家3人で運営するかたわら、同人誌『ておりあ』を主宰、1981年に初の評論集『太宰治の場所』を出版。その後、教育論や家族論、学校論、ジェンダー論などを世に問い、評論家として生活人の実感を尊重した議論で支持を得ている。(参考文献:ウィキペディア+楽天ブックス)
著書
主な著書(共著含む)に「生きることを考えるための24問」「日本の七大思想家」「可能性としての家族」「男はどこにいるのか」「方法としての子ども」「癒しとしての死の哲学」「大人問題 目標喪失した社会を正しく生きるために」「子供問題 学校、家族、メディアに見る子供をめぐる矛盾」「現代思想の困った人たち」「子どもは親が教育しろ!」「善悪ってなに?働くってどんなこと? 14歳からのライフ・レッスン」「死にたくないが、生きたくもない。」「人はなぜ死ななければならないのか」「なぜ人を殺してはいけないのか 新しい倫理学のために」「やっぱり、人はわかりあえない」「時の黙示」「無意識はどこにあるのか」「先生の現象学」「可能性としての家族」「家族はどこまでゆけるか」「人生と向き合うための思想・入門」「これからの幸福論」「人生を深く味わう読書」「人はひとりで生きていけるか 「大衆個人主義」の時代」「間違えるな日本人! 戦後思想をどう乗り越えるか」「いまどきの思想、ここが問題。」「「弱者」という呪縛 戦後のタブ-を解き放て!」「14歳日本の子どもの謎」「正しく悩むための哲学 生きる自信を手にする処方箋」「家族を考える30日」「人はなぜ結婚するのか」「結婚という決意」「人生のちょっとした難問」「人はなぜ働かなくてはならないのか 新しい生の哲学のために」「「恋する身体」の人間学」「なぜ私はここに「いる」のか 結婚・家族・国家の意味」「正しい大人化計画 若者が「難民」化する時代に」などがある。
小浜逸郎の名言集
何かになりたいという欲望は、
そもそも現在何が叶えられていないか
という欠如条件があって
初めて明確な像を結ぶはずである。そしてまた、
欠如条件をはっきりさせるためには、
人間の生活にとって
何が重視すべき価値であるか
ということがある程度
はっきりしていなくてはならない。ところがまさに現在の日本は、
欠如条件も価値基準も
はっきりしていないのであるから、
そもそも子供にたいして
「何かなりたいという希望をもて」
と要求すること自体、
酷というものである。
仮に(そんなことはありえないが)、
すべての人が一生働かずに暮らせるような
社会状況が永久的に実現されたとする。そのときすべての人が
働くことをやめてしまうだろうか。
私にはどうもそう思えない。人々はやっぱり何らかの働く道すじや
意味を見つけて
働き続けるのではないかと思う。
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