草薙龍瞬の名言
草薙龍瞬のプロフィール
草薙 龍瞬(くさなぎ りゅうしゅん/1969年-/男性)は、奈良県出身の僧侶。「興道の里」代表。東大法学部卒業、政策シンクタンクなどで働きながら「生き方」を探し続け、インドで得度出家。ビルマやタイの僧院・大学で経典を学び、仏教を宗教としてではなく「暮らしの改善に役立つ方法」として紹介し、企業・自治体・カルチャー向けの講演・研修なども手掛けている。(参考文献:ウィキペディア+Amazon.co.jp+PHP)
著書
主な著書に「消したくても消えない「雑念」がスーッと消える本 ブッダの思考法でアタマすっきり!/大和出版」「悩んで動けない人が一歩踏み出せる方法/WAVE出版」などがある。
草薙龍瞬の名言集
仏教の考え方の一つに
「判断しない」というのがあります。よからぬ現実に直面すれば、
なんとかしなくちゃと
「闘おう」としてしまう。しかしそう考えれば考えるほどに、
疲れや怒り、焦りを抱えて
うずくまってしまう。仏教ではこうした判断に
「待って」と言います。判断とは「我がつくりだす反応」。
そこから始めるのではなく、ワンクッションおいて
「ありのままを見てみましょう」
というのです。
深呼吸して、落ち着いて、
いま心に何が起きているのか
感じとろうと心がけましょう。怒り(不満)、求めすぎる心(欲)、
よからぬ妄想(不安・心配・疑い)がないか。心のぶれ、苦しみの源。
これらを素直に観察することを
心の習慣にしましょう。
もともと人の心は揺れるもの。
でもその中にあって、
いつでも戻れる場所があれば
安心できますよね。「これは私にとって正しい」
と思える心がけ。
その心がけを人生の指針とするのです。では、人生の指針となる心がけ
とはどういうものか。仏教では究極のところひとつです。
それは「慈しみ」。自分の家族、友人、縁ある人々、
これから出会うだろう人々、
この世で生きているすべての命に
「幸せでありますように」と願う心です。
人生に悩みはつきもの。
でも自分の心そのものが
悩みに染まってしまったら
もったいない。心は何か起こるたびに動揺する、
翻弄される。そんな日常にあって、
「これだけは忘れないようにしよう」
「苦しくなったらこの思いに戻ろう」
という場所があれば、自分を見失わずに
日々を乗り越えていける。
私たちは、ついつい自分の欲や
不満に閉じ込められてしまいがちです。ただ自分ひとりの思いに
しがみついている限り、
人生どこにも行けません。自分以外のだれかの幸せのために
命を活かしなさい。
それが一番の幸福への方法ですよ。
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