千宗室(15代)の名言
千宗室(15代)のプロフィール
千宗室(せん げんしつ/1923年4月19日-/男性)は、茶道裏千家前家元15代汎叟宗室。父は通称「淡々斎宗室」として知られる14代碩叟宗室。学徒動員により海軍に入隊し、予備学生飛行科に採用され士官としての訓練を受け、自身の意思で特別攻撃隊(特攻隊)に志願。多くの仲間が特攻隊として出撃し、自身も突撃命令を受けようとしたときに終戦を迎え除隊。終戦後に同志社大学法経学部経済学科に復学した後、大徳寺の管長後藤瑞巌老大師のもとで修行生活を送る。1964年に千利休居士15代裏千家今日庵家元宗室を襲名。藍綬褒章、紫綬褒章、文化功労者・文化勲章、勲二等旭日重光章などを受賞。(参考文献:ウィキペディア+Amazon.co.jp+PHP)
著書
主な著書・書籍に「お茶の道しるべ」「お茶のこころ」「茶の湯裏千家」「裏千家茶道のおしえ」「茶の精神」「茶に生きる心」「物とこころ 対談:松下幸之助」「裏千家茶道教科」「茶のすがた」「茶の真諦 道・学・実」「『茶経』と我が国茶道の歴史的意義」「茶のこころ一日一話」「正午の茶事 炉編・風炉編」「お茶をどうぞ」「みどりの一碗から 利休の知恵」「定本茶の湯裏千家」「心の一碗を 茶話対座」「生涯学習 おもしろくなき世をおもしろく」「立礼の点前と茶事 裏千家茶道」「千玄室が語る茶の楽しみ」「茶のこころ世界へ」「千玄室対談集 国を想う―京都、日本、そして世界へ」「千玄室対談集 道を拓く―ひとすじの道に生きる」「生かされている喜び」「時代の証言者 茶のこころ」「いい人ぶらずに生きてみよう」など多数。
千宗室の名言集
作務で草むしりをしていた私に
老師はこう問いかけたのです。「あんた、どんな気持ちで
草を抜いてるんや」と。「あんたが何気なく抜いてる草も、
生きてるんやで。他の草を生かすために、
その草の命を奪っているわけや。生かされているということが、
どんなに尊いことなのか、
そのことに心を馳(は)せなさい」
誰もが誰かの犠牲によって
生かされている。ならば生かされている者の
使命とは何なのか。自分がやるべきことは
何なのか。失った仲間たちに
恥じない生き方とは何なのか。
生きていくことは
大変なことです。みんなが「苦」を担いで
もがいています。傍から見れば
羨ましがられる人でも、羨ましがられる分だけの
「苦」を背負っている。
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